暮らしの種まき

地場材を活かした防潮堤(災害復旧)

Namiita Lab * Coastal Levee 1

2014年から開始している石巻市雄勝町波板地区の “ナミイタ・ラボ”の活動から派生したプロジェクト。災害復旧(震災で壊れた防潮堤を復旧する)の防潮堤事業に地元で採れる玄昌石を1200枚埋め込んだ、地域、県港湾局(行政)、施工者の三者の協働によるプロジェクトです。石は地域の山で昔、加工していたものを住民自身が運び、清掃、塗装、磨きを実施しています。
発端は地域の人のコメント「自分たちの集落の家には玄昌石が葺いてあった。それらは津波で流されてしまい、今は災害危険区域に指定されてしまったので玄昌石があった記憶がわからなくなる。自分たちの集落は玄昌石の古里であったことを忘れないために、玄昌石を防潮堤に貼れないか」というコメントから始まっています。

主な計画変更点
a.当初復旧⾼さはL1(TP+6.4m)→ 原形復旧(TP+4.825m)
※要件:①背後に幹線道路や居住地が無い ②地元の同意
b.既設防潮堤前面の仕上げ 化粧型枠擬石仕上げ→ 普通型枠による打ちっぱなしとした
c.階段部及び展望部の擬木柵→ステンレス製の転落防⽌柵
※海の水平線を阻害しないよう縦桟ではなく横桟を使用し、トップレールが通る手摺を採用
d.階段部及び展望部の表⾯仕上げは既設パネルの再利⽤→玄昌石のデザイン及 び配列を採⽤した

Project Titlel: Namiita Lab * Coastal Levee 1
Client: Miyagi Prefecture
Location: Miyagi, Japan
Program: Coastal Levee
Project Member: Teppei Kobayashi(Directer・Coordinater, 風景屋 ELTAS), Gen Kumagai(Landscape designer, stgk), Local Residents (Directer)
Construction:Kyoushin
Length: L=129.4m
Category: Civil Engineering